2014年1月21日火曜日

大企業への就職は一番危険

【大前研一さんの言葉】 
就職情報専門外社ダイヤモンド・ビック&リードが発表した08年大学生就職先人気企業ランキングの上位3位は以下の通りである。 
【男子文系】
  1. 三菱商事
  2. 三菱東京UFJ銀行
  3. 三井物産 
【男子理系】
  1. 日立製作所
  2. 松下電器産業
  3. ソニー 
【女子文系】
  1. 東京海上日動火災保険
  2. 三菱東京UFJ銀行
  3. 全日本空輸 
【女子理系】
  1. 資生堂
  2. 松下電器産業
  3. 日立製作所 
相変わらずの「大手・安定志向」だが、さっぱり理解できない。なぜなら、人気企業に就職するということは、自分で自分の能力が発揮できない会社を選んでいる、ということにほかならないからだ。 
人気ランキングで上位になるような大企業の場合、若いうちに活躍できる余地はほとんどゼロである。60歳近くにならないと自由にやらせてくれない。それまでは「忍」の一字、ひたすら我慢である。 
ところが、人間というのは我慢している間に頭が”フリーズ”してダメになる。つまり、人気ランキングで上位の大企業に就職するということは、その会社の鋳型に入って石膏のように固まるということなのだ。 
おそらく日本の大企業で若くして活躍できる会社は、32歳までに新規事業を立ちあげられなかったら辞めろというリクルートぐらいだろう。
【大前研一】サラリーマン再起動マニュアル【書評・レビュー】

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