当たり前を当たり前にやることがどれだけ強いか

【堀江貴文さんの言葉】 

ライブドアはやる気のある者、能力の高い者がリーダーシップを取り、十分な報酬を得ることができる完全実力主義の会社である。これまでのわれわれ以外の会社がやってきた間違ったやり方は絶対に導入しないように心がけてきたつもりだ。また、世界最先端の金融テクノロジーを導入して、最高の経営ができる環境づくりに努めている。 

周りが同じことをあまりにもやらないものだから、めだって業績も右肩上がりである。でも、それは当たり前なのだ。ほかの会社はその当たり前のことすらできていない情けない状態にある。

会社というのは組織で仕事をするのが普通なので、一人ひとりが最大限の能力を発揮できる環境を作るというのは当然ですよね。当たり前のことを当たり前にやってるだけです。

僕も昔、最強の営業専門の会社に努めていたことがありますが、そこの社内研修では細かい技術などは教えてもらえなかったですが、本当に基本的なことを徹底的にやらされました。営業でいう基本的なことって「第一印象を大事に」「笑顔を大事に」「熱意を大事に」「相手の目を見て」といったものです。細かい技術はいらないから、基本的なことをどれだけ特化できるかで勝負していたわけです。つまり、当たり前で基本的なことを徹底的にやることが本当の強みになるんです。

飲食1つにしても、しっかりとした接客をしてるお店ってなかなかないですよね。そういうところを徹底的にやれないお店というのは、リピーターが付きにくいんで潰れる一方ですよ。

当たり前のことを当たり前にできない人って、人間関係もうまくいかない人が多いですよね。ちなみにお笑いの世界でも、”常識”が最も重要です。

【志村けんさんの言葉】

お笑いみたいなものでも、常識を知らないと本当のツボというものがわからない。常識は基本線で、お笑いはその常識をひっくり返すところで、コントとして成り立っている。だから笑えるワケよ。お笑いに限らず、常識をバカにする奴に、常識を超えたことは絶対にできない。

もちろんビジネスにも同じことが言えます。

【大前研一さんの言葉】 

「大前さん、よくそんなユニークな発想ができますね」と言われるが、別にユニークな発想ではない。論理的思考とファクトに基いて帰納→演繹、演繹→帰納と行ったり来たりしているにすぎないのだ。 

基本を忠実にやれ。