2014年1月2日木曜日

小室哲哉が語る安室奈美恵「a walk in the park」の秘密

【小室哲哉さんの言葉】 
(締め切り前日なのに歌詞が)書けないので、近くの公園を歩いてみることにした。そこで何気なく頭に浮かんだ言葉が「walk in the park」だった。
メロディを先に作っていたから音符の数はすでに決まっている。「walk in the park」では1字足りないのだ。
せっかくいい流れのwalk in the parkだから、崩したくない。
少し離れたところを歩いていた現地スタッフに話してみると、「英語でA WALKという表現もある」と言う。
助かった。
設定は、失恋してから、ある程度の時間が経った女の子に落ち着いた。
さらに公園を歩きながら、いつも使っているリップクリームを塗ろうと思った。ロスは乾燥した気候だし、スタジオの中はさらに乾燥しているので、リップクリームを常に持ち歩き、こまめに塗っていたのだ。
♪冬のポケット リップクリーム
貸してあげたね かわいかったね
そこの歌詞が瞬間的に決まった。
次に大事な1行を決めた。
♪地球は私にも今日はやさしい
歌詞にいきなり地球を出した。実はこのフレーズが大きな役割を果たしている。ふたりの世界(内側)を向いていた目が、いきなり外側に向く。いわば歌詞の転調だ。
僕はこうした1行にこだわってきた。

avex松浦社長「小室さんがいなかったら、EXILE、倖田來未なども生まれなかった。」

 

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