2014年1月20日月曜日

「コンセプトの時代」に求められる「6つのセンス(感性)」とは?

【ダニエル・ピンクの言葉】

1. 機能だけでなく「デザイン」 
商品やサービス、あるいは、体験やライフスタイルにおいても、もはや単に機能的なだけでは不十分だ。外観が美しく、感情に訴えかけてくるものを創ることは、今日、経済面において不可欠なことであり、個人のためにもなることである。 

スティーブ・ジョブズのイノベーションによって「デザイン」が再注目されていることは間違いないですね。


2. 議論よりは「物語」 
情報とデータがあふれた今日の生活では、効果的な議論を戦わせるだけでは十分ではない。必ず、誰かがどこかであなたの議論の盲点を突き、反論してくるからだ。説得やコミュニケーション、自己理解に肝心なのは、「相手を納得させる話ができる能力」なのである。 

 「説得」「納得」「共感させられる」の方が正しい気がしますね。


3. 個別よりも「全体の調和」 
「産業の時代」と「情報化時代」の大半を通じて、何かに焦点を絞ったり、特化したりすることが重視されてきた。だが、ホワイトカラーの仕事がアジアへ流出し、ソフトウェアに取って代わられるようになるにつれ、その対極にある資質に新たな価値が見出されるようになった。それはバラバラなものをひとまとめにする能力で、私が「調和」と呼んでいるものだ。今日、最も重視されるのは、分析力ではなく総括力、つまり全体像を描き、バラバラなものをつなぎ合わせて印象的で新しい全体観を築き上げる能力である。 

大前さん風に言うと「構想力」といったところですね。


4. 論理ではなく「共感」 
論理的思考力は、人間に備わった特徴の一つである。だが、情報があふれ、高度な分析ツールのある世の中では、論理だけでは立ち行かない。成功する人というのは、何が人々を動かしているかを理解し、人間関係を築き、他人を思いやる能力のある人である。 

「共感」これは人の立場に立って物事を考えられるかどうかです。人の立場に立つことの重要性


5. まじめだけでなく「遊び心」 
笑い、快活さ、娯楽、ユーモアが、健康面でも仕事面でも大きな恩恵をもたらすということは、数多くの例により証明されている。もちろん、まじめにならなければならない時もある。だが、あまり深刻になりすぎるのは、仕事にとっても、満足の行く人生を送るためにも、悪い影響を及ぼすことがある。「コンセプトの時代」では、仕事にも人生にも遊びが必要なのだ。 

「音楽」「ゲーム」「アート」「笑い」「スポーツ」といったものです。


6. モノよりも「生きがい」 
私達は、驚くほど物質的に豊かな世界に住んでいる。それによって、何億もの人が日々の生活に苦しむことから解放され、より有意義な生きがい、すなわち目的、超越、精神の充足を追い求められるようになった。

家入一真さん風に言うと「ストーリー」「コンプレックス」でしょうか。「誰かのために・・・」といった「思いやり」でもある気がします。

【ダニエル・ピンク】ハイ・コンセプト【書評・レビュー】

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