2014年1月21日火曜日

ビジネスマンが海外旅行をする時に気をつけるべきたった1つのこと

【大前研一さんの言葉】 
日本人の中には「中国は日本よりずいぶん遅れた国だ」と思っている人がいる。そういう人が中国を旅行してゴミだらけの路地裏や下町の貧民街を見ると、しょせん中国なんてこの程度だ、まだまだ日本の足元にも及ばない、と”確認”することになる。せっかく中国まで行っているのに、そういう部分しか見てこないから、先入観をますます固めるだけの旅行で終わってしまうのだ。 
日本人の観光旅行は、たいがい確認旅行である。だから、絵葉書になっている超定番の観光名所で必ず記念写真を撮る。たとえばオーストラリアに行くと、シドニーのオペラハウス前で、エアーズロックで、コアラを抱いて、というやつだ。そうやって見たオーストラリは、行く前のオーストラリアと同じである。それは100%確認旅行だから、何も新しいものは見えない。行っても全く新しい情報収集にはならないし、ましてや人々がどのような生活をしているのか、など現地ならではの知識にはつながらないのである。

海外に行くメリットといえば、普段同じことを繰り返している生活から抜けだして、思い込みや先入観を捨てられることだったりするんですが、あまりにも先入観が強いまま旅行に行くとこういうこともあり得るんですね。

【大前研一】サラリーマン再起動マニュアル【書評・レビュー】

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