2014年3月2日日曜日

【大前研一】50代からの選択【書評・レビュー】

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価格:500円(税5%込、送料込)

大前研一さんの著書。50歳から残りの人生をどう生きるかを提案する指南書。やはり、数々のサラリーマンを見てきているだけあって、確信をついた提言をしてくれますね。まさに百戦錬磨という感じです。

本書のターゲットは50代ですが、20代が読んでも全然面白いと思います。

なぜ、ターゲットが50代なのか?それは、50代のサラリーマンがある意味で”大変”だからです。サラリーマンというのは、35歳にもなると、勤め先の仕事に安住してしまいます。つまり、”稼ぐ力”ではなく”社内営業”ばかりに力を注いでしまうのです。そして、そのまま、15年間も同じ仕事を続けていくわけです。これを大前さんは「魔の時」と表現しています。

20代~40代の方は社内にいる、50代の人を見渡してみてください。その姿こそが、自分の将来の姿なのです。

さらに、50代と60代では、競争環境が全く違う。一つ上の世代の場合、採用人数が少なかったため、同期入社組の2人に1人は幹部になれたかもしれない。しかし、今の50代の人達は同期入社だけで1000人ぐらいはいる。ピラミッド型の会社で、上り詰めていくのは難しいというわけです。

これは年功序列のパターンですが、能力主義の会社ではもっと厳しいです。なぜなら、IT化などのハイテクにより、若い人ほど優秀だということがわかってきているからです。つまり、35歳から社内で居場所を作り、”社内営業”ばかりやってきた人に、役割や仕事が無くなってきているわけです。50代サラリーマンの現実

50代以降の起業は危険

だからといって、50代で起業するのは非常に危険です。大前さんが言うには、退職金で起業した会社が成功する確率というのは、0.3%程度だそうです。非常にリスキーだと言えます。退職金で起業は危険

学歴と稼ぐ力は関係ない。

大前さんが言うには、学歴と稼ぐ力は関係ありません。その例に、パナソニックの創業者である松下幸之助さんは小学校しか出ていません。もちろん、学歴がないと就職では不利ですが、それと稼ぐ力や幸せの総量は関係ないということです。学歴は幸せの条件ではない

「とりあえず◯◯」は禁句

「とりあえずビール」が口癖の人は、家に帰れば”とりあえあずテレビのスイッチを入れ”野球を見る。休みの日も、”とりあえず昼寝”してしまう。つまり、時間を有意義に使う人間になるためには「とりあえず」は禁句なのです。「とりあえず◯◯」が人生を狂わせる
  1. 世界に冠たる企業を興した大経営者たちの共通点
  2. 50代サラリーマンの現実
  3. 退職金で起業は危険
  4. 学歴は幸せの条件ではない
  5. 50代のサラリーマンに自殺が多い理由
  6. 「とりあえず◯◯」が人生を狂わせる

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