2014年2月22日土曜日

殺人事件とか狂牛病とかテロとかドラッグとかエイズより危険なもの

【藤沢数希さんの言葉】

殺人事件とか狂牛病とかドラッグとかエイズとか、何かとひとを不安にさせるようなニュースがいつも流されていますが、日本に住んでいる場合、圧倒的にひとを殺しているのは車です。だいたい1年に7000人~8000人程度のひとが交通事故で亡くなります。殺人事件と狂牛病とテロとドラッグとエイズの犠牲者をすべて足しても、この数字にはとうてい達しません。そして、忘れてはいけないことは、交通事故の犠牲者の後ろには、同じくらい不幸になってしまった加害者もいるということです。

大衆というのは情報の質的な重要性をいつも間違って解釈するものです。確かに狂牛病は医学的にも社会的にも大変重要な意味を持つ病気ではありますが、犠牲者の数を量的に見てみると、日本に住んでいる場合、交通事故のほうがはるかに危険です。

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