2014年1月20日月曜日

ペーパーテストや面接で人の能力は計れない

【ダニエル・ピンクの言葉】 
大切なのは、数値で測ることが難しい資質である。創造力、喜びを感じる力、社会的な器用さなどの、「ハイ・コンセプト」や「ハイ・タッチ」な能力がまさにそれである。 
たとえば、ゴールドマンとヘイ・グループが共同で行った調査結果によると、組織内で最も優れたリーダーとされる人たちには「おもしろい人物」が多いという(「愉快で楽しい人」という意味であって。「変わった人」ではない)。「おもしろい」リーダーたちは、普通の管理職と較べて、三倍もよく笑うらしい。 
しかし、人を笑わせる才能を測るために標準化されたテストなんて、どこにあるだろうか。実は、コネチカット州ニューヘーブンにはある。 
『ニューヨーカー』誌に記載された漫画の吹き出しが、五ヶ所空白になっていて、生徒はユーモラスな会話を考えて書き込む、という問題がある。また、与えられたタイトルだけをもとに、物語や口述するテストもある。また、さまざまな現実的な状況、たとえば、初対面の人ばかりのパーティに出席した、友人に家具の移動の手伝いを頼む、といった場面が示され、こんなときあなたならどうするかと質問される。

【ダニエル・ピンク】ハイ・コンセプト【書評・レビュー】 

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